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宮田 定次郎; 中吉 直隆*
日本原子力学会誌, 39(12), p.1062 - 1068, 1997/00
被引用回数:4 パーセンタイル:37.09(Nuclear Science & Technology)使用済燃料(燃焼度4.5GWd/t,冷却期間4年)の再処理高レベル廃液を模擬した廃液(SHLLW)のCo線照射により発生する水素量を実験室規模の装置を用いて測定した。SHLLW中には計算コード(ORIGEN-2)より求めた24種のFP成分、3種の腐食成分(Fe,Cr,Ni)及びプロセス添加物1種(P)が含まれ、硝酸イオン濃度は4.97Mであった。水素放出のG値(吸収エネルギー100eV当たりの放出水素分子数)は、攪拌下では0.0164であり、非攪拌下で線量率2.8kGy/h、液深8cm以上の条件では液深(dcm)との間に次式の関係が成立した。G(H)=0.100・d。酸素及び窒素の放出G値も求めた。
田中 隆一; 三友 昭市; 田村 直幸
Int.J.Appl.Radiat.Isot., 35(9), p.875 - 881, 1984/00
被引用回数:38 パーセンタイル:94.45(Nuclear Science & Technology)三酢酸セルロース(CTA)線量計を電子線,線の線量測定に使用するとき問題になる、諸因子の影響を調べた。線量計の感度は電子線照射に典型的な1MGY/h以上では、照射下における温度(45C)および湿度に依存しない。線照射に典型的な低い線量率では感度は照射下の温度および湿度に対して直線的に増加し、その増加率は線量率に依存する。電子線照射後のレスポンスの相対的な変化は、照射後保存中の温度,湿度に少し依存するが、線量には依らない。CTAフィルムの厚さは線量率依存性に影響を与えるが、照射下の温度には影響しない。その他の諸影響についても調べた。
渡辺 博正; 町 末男; 岡本 次郎
JAERI-M 9915, 66 Pages, 1982/02
管型反応器を有する連続重合反応装置を用いて、圧力30kg/cm、温度40Cの条件下で、シード法によるテトラフルオルエチレンとプロピレンの放射線乳化共重合反応を行った。重合速度は線量率の増加とともに増大し、その線量率依存指数は、線量率が10から10rad/nへ増加するにつれて1.0から0.5まで変化した。一連の実験の結果、ラテックスのポリマー濃度は反応時間とともに加速的に増大する傾向にあることが明らかとなった。この加速現象は、反応の進行につれてポリマー粒子中のプロピレン濃度およびポリマーラジカルのモビリティが低下し、停止反応が抑制されることによって生じるのではないかと考えられる。
高橋 亮*; 新元 孝*; 一色 節也*; 中瀬 吉昭; 栗山 将
電気学会論文誌,A, 101(3), p.167 - 174, 1981/00
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレンゴム、ポリスチレン、およびポリイミドの各種高分子絶縁材料(シート)に室温以上の温度で放射線を照射し、照射中の誘起電流(eq)、および照射停止後のその減衰挙動(d(t))について検討した。 結晶性高分子材料(ポリエチレン、ポリプロピレン)の場合のeqの温度依存性は、非晶性高分子材料の場合ほど大きくはない。一方、線量率依存性ではeqはほぼ、線量率の1乗に比例する。しかし、高密度ポリエチレンでは、eqを得るのに長時間かかることがわかった。照射停止後のd(t)の検討から、高密度ポリエチレンで短時間にeqが観察されないのは結晶内、または結晶-非晶の界面で、長寿命荷電担体のトラップが起っているためと思われる。
山本 忠利; 大塚 徳勝
Journal of Nuclear Science and Technology, 18(12), p.913 - 921, 1981/00
被引用回数:16 パーセンタイル:85.33(Nuclear Science & Technology)溶媒吸収法により再処理廃ガス中のKrを回収する際に問題となる溶媒(フロン系化合物)の放射線損傷を調べるため、Co線によるCClF,CClF,およびCClFの照射を行なった。実験は2.610~8.010rad/hの線量率範囲および-100~70Cの温度範囲でアンプル規模により行ない、主として分解生成物の種類、分解率と吸収線量との関係、分解の温度依存性、および分解の線量率依存性について調べた。その結果、、次のことが明らかとなった。(1)フロン系化合物の分解生成物としては、いずれもハロゲンイオンの他に数多くのフロン系化合物が生成される。(2)フロン系化合物の分解率は吸収線量にほぼ比例する。(3)フロン系化合物の分解率はCCLFCClFCClFCClFの順に小さくなる。(4)Clの収率はCClFCClFCClF=CClFの順に小さくなるのに対して、Fの収率はCClFCClFCClFCClFの順に小さくなる。(5)フロン系化合物の分解率は温度が高いほど増大し、線量率が高いほど低下する。
栗山 将; 早川 直宏; 中瀬 吉昭; 小椋 二郎*; 柳生 秀樹*; 笠井 耕一*
IEEE Transactions on Electrical Insulation, 14(5), p.272 - 276, 1979/00
軽水炉周辺で多用されるケーブル用高分子材料は高さ100rad/m程度の線量率を浴びる。実際の材料の耐放射線性の加速試験では、510~110rad/mの線量率範囲で評価されている。ここでは110,510,110,510rad/mの線量率範囲をえらんで、実用に供せられている化学架橋ポリエチレン、エチレン・プロピレンゴム及び含塩素系ポリエチレンの実用物性の測定(機械的及び電気的特性、容積膨潤比 etc.)から線量率効果を検討した。その結果、化学橋架pEの放射線損傷の線量率依存性は著しいが、EPR及び含塩素系PEのそれは余り表れないことが明らかにされた。